ブロードウェーの巨匠が半生 描く最新作を日本でプレミア
『オペラ座の怪人』『キャバレー』『スウィーニー・トッド』など多くの傑作ミュージカルを生み出してきた演出家のハロルド・プリンスが、最新作『プリンス・オブ・ブロードウェイ』のワールドプレミアを日本で行う。17日、ハロルド、演出・振付を担当するスーザン・ストローマン、キャストの柚希礼音、ハロルドとは旧知の仲でハロルドの声で出演する市村正親らが都内で会見した。ハロルドは、自身の半生を描く本作について、最初は自分の広告をするようで躊躇したというが、長きにわたり劇場で活躍するなかでミュージカルは変化したとし、「うまくいけば60年に渡る芸術の形態の変遷を見せられる」と、意気込んだ。
柚木は「(出演を)決めたものの、不安ばかり……」と漏らしたが「心を伝えられるように稽古したい」と気合を入れ直していた。10月23日から、Bunkamura 東急シアターオーブで。大阪公演もある。