若さの秘訣は子供たち　仲川げんさん（奈良県奈良市長）

　33歳で市長になられた仲川さん。市長になろうと思ったきっかけは？

「奈良は古い街なので、変えていかなければいけないところがいくつもあるんです。もともとNPOの活動をしていて、そのときは政策を提言する立場でしたが、それではなかなか変わっていかないので仕組みをつくるほうに回ってみたいと思ったのがきっかけです」

　いま力を入れている政策は教育問題という仲川さんに若さのひけつをうかがうと「日常の仕事に集中していると街の様子、人の気持ちの移り変わりに疎くなる。なので街に出て人に出会うようにしているんですが、特に子供たちの姿を見て元気をもらってます。希望、未来が見えるということはとても大きな価値がある。先行きが不安な時代ですが、子供たちを見ていると、“大丈夫、やっていける”という確信を持てるんです。子供たちの力を引き出してあげたいし、それをしっかり支援できる仕事をしていきたいと思っています」