東芝不適切会計で歴代3社長辞任

2015.7.10〜2015.7.23 NEWS HEADLINE<PHOTO OF THE WEEK>

 東芝の不適切会計問題を調査している第三者委員会は20日、平成20年度以降の税引き前利益の過大計上額が1518億円に上り、経営トップを含めた組織的関与のもと「経営判断として行われた」とする報告書を会社側に提出した。田中久雄社長(64)は21日記者会見し、報告書を踏まえて同日付で辞任し、室町正志会長(65)が暫定的に22日から社長を兼任すると発表。問題を実質的に主導したとされる前社長の佐々木則夫副会長(66)と、前々社長の西田厚聡相談役(71)も21日付で辞任。歴代社長がそろって引責辞任する異例の事態に発展した。