格闘家イケメンファイル Vol.32 一蹴必倒の光速キック 和氣光春(わき みつはる)

撮影・裵東滸

 今年の1月にKrushのリングでデビューした和氣光春は、現在18歳のフレッシュなイケメン格闘家。これまでにKrushとK-1で3戦3勝という成績を残し、今月22日「K-1 WORLD GP 2015 〜SURVIVAL WARS〜」で、南野卓幸(チームペガサス)と対戦が決定。当初、南野と同門の平本蓮と対戦予定だったが、平本が木村“フィリップ”ミノルの対戦相手に抜擢され、南野と対戦することに。

「平本選手と対戦する予定だったんですが、変更になっちゃいました。やりたい気持ちもあったし、やると思っていたから、対戦できなくなったのはちょっと悔しいですね。平本選手は僕より年下なので、負けられないという意地もあるし、実際すごい気合が入っていたので(笑)。でも南野選手もとても強く、格上の選手なので、いつもの試合通り気を抜かないで、びっしりと練習をして当日を迎えたいと思います。対戦相手については結構研究もしますが、弱点を狙うだけではなく、自分のスタイルも曲げずに、完璧に勝てるようにしていきたいと思っています」

 スポーツ万能の和氣が最終的に選んだのが格闘技だった。

「中2の時、友達がキックボクシングをやっていたので、自分もやりたいなと思って興味本位で始めたのがきっかけです。それまで、野球や合気道やサッカーなど、いろいろやっていたのですが、格闘技を始めたら、すっかりはまってしまった。今でもとにかく格闘技が1番楽しくてたまらない(笑)。最初は友達と同じジムに行こうと思っていたんですが、たまたま野球の試合の帰りに見つけた現在のジムに飛び込みで入ったら、優しく教えてくれて、ここいいなって(笑)。先輩も大好きだし、先輩後輩、みんな尊敬できる人しかいないので、このジムに入れて本当に良かったと思っています。格闘技は1対1で戦うっていうところが、自分に合っている。あとは…かっこいい。単純に1番かっこいいっていうのが魅力ですね」

 そのルックスゆえ女性ファンが多いのでは?

「いやいや、そんなことも…まあ、そうですね(笑)。もちろん全然嫌ではありませんし、むしろ超キャーキャー言われたいです(笑)。好きなタイプは大人っぽくてきれいな人。といっても、好きになった人がタイプですね。なんかピンとくる人。芸能人でいうと北川景子さんとか、かわいいと思います。でも女性よりも格闘技です(笑)。普段は友達とカラオケとかボーリングに行ったりする普通の18歳ボーイです(笑)」

 格闘技以外にやってみたいことは?

「ファッションセンスがないので、ファッションを勉強してかっこよくなりたい(笑)。あとは、最近料理をやってみたいなと。おかんにもこの前、料理を教えてくれって頼んだぐらいです。格闘技をやっていなかったら料理人になりたいと思っていましたし、料理作れる男子ってかっこいいですよね(笑)」

 現在3連勝中の和氣。強くてイケメンという最強の武器を持っているが意外な弱点が…。

「おかんに怒られるのが怖い(笑)。めっちゃおっかないです。格闘技をやることに関して両親から特に反対はされませんでしたけど、おかんは最初ちょっと戸惑っていたみたい。全力で応援してくれていますが、怪我だけには気をつけろって。やっぱりそこは心配みたいです。毎回会場に見に来て応援してくれますし、次回の試合も来てくれると言ってますから、心配をかけないように頑張ります」

 9月22日の試合ではどんな戦いを見せてくれるのか。

「僕はいつも一番頑張っている姿をお客さんに見せたいと思っています。本当に一生懸命やる姿を見せることができたら、そこに感動とかそういうものが生まれると思うので。そして、一生懸命やれば結果はついてくる。ですから次回もとにかくがむしゃらにやるだけ。絶対にお客さんが沸くような、そして勝って喜ぶような試合をしたい。そのためには、KOで倒してやろうと思っていますので、ぜひ応援に来てください!」

和氣光春(わき・みつはる)
1997年1月5日生まれ、東京都足立区出身。今年1月4日、Krushでデビュー。デビュー戦をKOで勝利。9月22日(火・祝)に東京・行楽編ホールで開催される「K-1 WORLD GP 2015 〜SURVIVAL WARS〜」のK-1 −65kg Fightでチームペガサスの南野卓幸と対戦する。第2回K-1チャレンジAクラス−70kgトーナメント優勝。TANG TANG FIGHT CLUB所属