なでしこジャパンの佐々木監督が続投 リオ五輪出場権に危機感も
日本サッカー協会は14日、都内のJFAハウスで会見を開き、なでしこジャパン(女子日本代表)監督の佐々木則夫氏と契約更新したことを発表した。契約期間は非公開。
佐々木監督は2008年からなでしこジャパンの指揮をとり、2011年女子ワールドカップ(W杯)の優勝を皮切りに、2012年ロンドンオリンピックで銀メダル、2015年女子W杯で準優勝と最高峰の大会で3大会連続で決勝進出を成し遂げた。
なでしこはまずは来年開催されるリオデジャネイロ五輪の出場権獲得を目指す。
来年2~3月に大阪で開催されるアジア最終予選は参加6チーム中2チームにしか出場権が与えられない過酷なもの。
佐々木監督は「まずはここ2大会シルバーチャンピオンで終わっているなでしこをなんとかゴールドチャンピオンにしたいという思いが高ぶりましたので、契約させていただいた。今後まだまだ女子サッカーの底辺を広げるためには我々の結果は大きい。しかし他国も大きく成長しているなかで簡単に勝利することはできない。今回の予選も、我々の現状のメンバーでできるサッカーと今のアジアの状況を踏まえた中でしっかりと一戦一戦戦うということをしていかなければ簡単な予選ではないことは間違いない」と五輪出場権獲得へ向けての危機感も口にした。
なでしこは11月末の海外遠征を経て、2月のアジア最終予選に臨む。