六本木に世界の映画人が集結

『第28回東京国際映画祭』レッドカーペットで華やかに開幕!

 アジア最大級の国際映画祭『第28回東京国際映画祭』が22日に開幕。六本木ヒルズで行われたオープニングセレモニーとレッドカーペットに、国内外の映画人やゲストが登場し、映画祭のオープニングを華やかに飾った。

 豪華な映画人の姿を一目見ようと駆け付けた多くのファンの熱狂に包まれて、レッドカーペットがスタート。まず大声援を受けて登場したのが、ハリウッドスター、ヒラリー・スワンク。特別招待作品『サヨナラの代わりに』では病を超えて生き抜く女性を熱演している。

 バラエティー豊かな作品が集う映画祭だけに、レッドカーペットに登場するセレブたちの顔ぶれも幅広い。女性たちの黄色い声援に包まれたのは若手から大御所まで、正装でキメた男優たち。盟友・原田眞人監督とともに登場した役所広司、特集上映『ガンダムとその世界』のGACKTらがテレビや映画で見る姿とはまた違うイケメンぶりで会場を魅了。個性豊かなドレスに身を包んだ女優陣も負けてはいない。ホラー作品『残穢【ざんえ】−住んではいけない部屋−』の竹内結子、橋本愛はダークなカラーのドレスで登場。『黄金のアデーレ 名画の帰還』の名女優ヘレン・ミレンはゴージャスな刺繍に彩られたフォーマルドレスで優雅に貫禄を見せつけた。『の・ようなもの のようなもの』で落語家を演じた松山ケンイチとミドル丈のドレス姿の北川景子、『FOUJITA』で画家・藤田嗣治を日本語、フランス語のセリフで演じたオダギリジョーと妻役の中谷美紀、『起終点駅 ターミナル』の佐藤浩市と着物姿の本田翼など、豪華共演を果たしたペアにも、盛大な歓声が向けられた。

 審査委員長ブライアン・シンガーをはじめとする審査員や、オープニング作品『ザ・ウォーク』のロバート・ゼメキス監督ら、海外の一流映画人もレッドカーペット沿いの映画ファンにたっぷりとサービス。

 1985年に誕生して以来、国内外の最新作や珠玉の意欲作を上映するとともに、東京の映画文化を発信してきた東京国際映画祭。28回目を迎える今年は、メイン会場の六本木に加え新宿にもエリアを拡大し、多彩な企画で“映画のお祭り”を盛り上げる。映画祭は10月31日まで六本木ヒルズ、新宿バルト9他にて開催。