【年末年始海外旅行のススメ】アジア№1の座はタイからベトナムへ
あっという間にもう11月!? そろそろ年末年始のお休みのことも考えたいところ。「気分を変えて海外にでも行ってみたいな…。でもまだ間に合うかな!?」という人に朗報。まだ間に合うってさ!!
最近では格安航空(LCC)の発達で海外旅行がずいぶん身近な存在となった。しかし日本のサラリーマンは有給休暇を取るのがどうにも苦手。「海外に行けるほど長い休みは取れないよ~」という人が多いが、土日にちょっと有休をくっつけるだけで、アジアだったらそんなに構えなくても行ける時代になった。
今回は独特の視点で海外旅行について書かれた『週末バックパッカー』の著者である我妻弘崇氏に昨今の海外旅行のトレンドと、年末年始に「行くべき」場所などを聞いた。
今年の年末年始は普通の人で12月29日~1月3日の6日間。早い人だと12月26日から9日間という人もいるだろう。また1月9~11日には3連休もある。
さて、年末年始の海外旅行というとハワイ、グアムといった定番が頭に浮かぶ。アジアだとタイなんてのも。
せっかくなんだからそんなありきたりのところはやめて、エッジの立ったところに行ってみたい。
まずお勧めするのは「ベトナム」。アジアではここ数年タイの人気が高かったのだが、最近はクーデターで軍事政権となったことからちょっと堅苦しい。先日はテロも起きた。それに円安と、タイの物価高が重なってかつてほど旅行に適した国ではなくなっている。その証拠に2013年から2014年にかけて日本からの観光客が-17%と激減している。
そこで台頭してきたのがベトナムだ。
ベトナムは南に一番の商業都市ホーチミン、真ん中にいま発展中のダナン、フエがあって、北に首都ハノイとカラーがきれいに分かれている。そしてフランスの植民地だったこともあって、とにかくおしゃれ。
物価も安くて食が豊富。例えば生ビールは1杯田舎で20円、都心でも50円で飲める。意外なところではパンがやたらとおいしい。植民地時代に職人がパンやサンドイッチを作っていた影響なのか、それが文化として根付いているといった感じ。もちろんフランス料理も安くてうまい。
なかでも一番栄えているのはホーチミンで、おしゃれカフェもたくさんあって、カップルでいくも良し、女性2人で行くのもよし、とのこと。