北京大気汚染最悪の「赤色警報」

2015.11.20〜2015.12.10 NEWS HEADLINE<PHOTO OF THE WEEK>

 深刻な大気汚染が続く中国の北京市で8日、4段階の警報の中で最悪の「赤色警報」に伴う車両の通行規制などが実施された。赤色警報が出されたのは、2013年10月に警報システムが試行・導入されてから初めて。赤色警報は中国基準における「重度汚染」が72時間以上続く見通しの際に発令される。重度汚染のもとでは、心臓病・肺疾患患者は症状が顕著に悪化し、健康な人も症状が出る。北京では11月末から12月初旬にかけて深刻な大気汚染が続き、1日には一部地域で汚染指数が、世界保健機関(WHO)の安全基準の40倍となる1000に達していた。