K-1−65kg日本代表決定トーナメントに野杁ら6人の出場が決定

 K-1が9日、都内で会見を開き、−65kgの日本一を決める「K-1 WORLD GP 2016 IN JAPAN 〜−65kg日本代表決定トーナメント〜」(2016年3月4日、東京・国立代々木競技場第二体育館)に出場する選手を発表した。この日登壇したのはHIROYA、木村“フィリップ”ミノル、山崎秀晃、久保優太、左右田泰臣、野杁正明の6人。残る2人は追って発表される。

 このトーナメントで優勝した選手は6月24日に国立代々木競技場第二体育館で行われる「世界最強決定トーナメント」に出場する。

 野杁はかねてから「有力な日本人選手にはだいたい勝っているから、トーナメントには興味がない」という主旨の発言をしていたのだが、この日は「日本一を決めるには出なきゃいけないトーナメント。ここで実力差を見せれば“野杁は世界としかやる必要がない”と認めてもらえると思うので出場を決めた」と話した。

 その野杁については3人の選手が戦いたい相手として名前を挙げた。今年対戦し敗れた山崎と左右田。そして「何度か対戦が決まりかけて流れた相手。ファンも一番見たいんじゃないかと思う。ファンが望む試合をするべきだと思うので」という木村だ。野杁も「対戦したことのない木村選手とやってみたい」と返した。

 このメンバーには分が悪いHIROYA、ゲーオへのリベンジを果たしたい木村、山崎。K-1ジム五反田の代表に就任したばかりの久保、今年プロ生活初の負け越しで年を越すことになり「そろそろ焦らないとまずい」という左右田、今年は大事なところで星を落とすなど消化不良に終わった野杁と、それぞれに負けられない事情を抱えた面々だけに、“最激戦区”にふさわしい戦いが繰り広げられそうだ。

 またこの3月大会には卜部弘嵩(−60kg)、ゲーオ・ウィラサクレック(−65kg)、マラット・グレゴリアン(−70kg)の3人の王者が出場する。