全日本レスリング選手権 吉田、伊調が順当に優勝

 全日本レスリング選手権(21〜23日、東京・代々木第二体育館)でともに五輪4連覇を目指す吉田沙保里と伊調馨が優勝。協会の規定で、世界選手権のメダリストは今大会に出場すれば五輪代表に決定することになっていたのだが、きっちり優勝で代表を決めた。

 女子55キロ級に出場した吉田沙保里は9月の世界選手権女子53キロ級で13連覇を達成。五輪も53キロ級へ出場する。今大会は左肩の痛みが長引き、今月10日にはぜんそくの診断も受けるなど体調は万全ではなかったが、決勝では6−0の第2ピリオド後半に一挙4点を奪ってテクニカルフォール勝ちするなど、実力の違いを見せつけた。

 女子58キロ級の伊調は五輪でも58キロ級に出場する。