有村架純 × 高良健吾 ドラマ『いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう』で初共演&主演
新ドラマが各局でスタートする。ドキドキやワクワク、スリル……さまざまなドラマが顔をそろえるなかで、やはり注目されるのが月9の本格ラブストーリー『いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう』だ。本作で初共演&主演する有村架純と高良健吾に聞く。
撮影・神谷渚 有村架純/メイク・尾曲いずみ、スタイリスト・瀬川結美子 高良健吾/メイク・竹下フミ(竹下本舗)、スタイリスト・澤田石和寛
音と練の出会いは運命。
見えない何かでつながっている。
本当の純愛じゃないかなって思う。
ドラマ『いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう』(フジテレビ系、月曜午後9時、18日スタート)。少し長めのこのタイトル、ラブストーリーというフレーズから、胸キュンで切なくてという物語を思い描いた人は少なくないはずだ。ただ、その想像、間違いではないかもしれないが、当たりとはいえないようだ。
高良健吾(以下、高良)「……ドキドキとかって恋愛の最初の部分だけじゃないですか? それを乗り越えちゃってる人たちだと思うんです」
有村架純(以下、有村)「うん、少なくとも胸キュン……ではないよね」
高良「ヘビーでもない……」
有村「全然ヘビーではないね」
高良「……どんなラブストーリーか、うーん、運命かな。あの出会い方!」
有村「それだ! 運命のラブストーリー。名前も電話番号も知らなくて、毎日連絡とってどうしてってことでもないのに、見えない何かでつながっている。運命だし、本当の純愛なんじゃないかな」
本作で初共演を果たす2人。視線を交わしながらベストな表現を探り合う。急ぐわけでもなく、だからといってゆっくりというわけでもない。尋ねているほうも、心地よいテンポ。いいタッグが組めているのが、聞かずとも伝わってくる。
互いの存在はさまざまな作品や関わったスタッフなどを通じて知っていたというが、現場で「はじめまして」と顔を合わせた。「会う前に、会う。そういうことをしなかったんですよ」と高良は言う。
高良「お世話になっている廣木(隆一監督)さんから、いろいろな話を聞いていました。廣木さんが撮影が始まる前に会って食事しようかと有村さんを誘ったそうなのですが、有村さんは現場で会いたいと答えたそうなんです。事前に会っておきましょうということが多いなかで、会わないというほうを選ぶ。僕もそれのほうが好きだなと。(現場で)会う前に安心するというより、現場ではじめましてというほうが正しいと思うんです。それで、(有村さんは)負けず嫌いだと聞いていたので、会った時に確かめてみたんですが、自分に! だそうなんです。すてきな子だなあ、と思いました」
有村「いろんな作品も拝見させていただいていて、とてもすてきな役者さんだとずっと思っていましたし、廣木さんが“2人は似てるよ”とおっしゃってくださったこともあって、本当に現場に入るのが楽しみでした。はじめましてって会ったとき、高良さんが手をとってくれたんですけど、本当にすてきな人だなって。一緒に頑張っていきたい、お互いが困ったら助け合いたいなって思いました」
劇中では、互いに地方から東京に出てきた若者を演じる。有村演じる音(おと)は北海道に生まれ、育ての親に家政婦のように扱われてきた女の子。高良いわく、「健気だし、どんな状況になっても人のせいにしない子。有村さんがやっている音はいろんな人が応援したくなるはず」。
有村「音って、自分の欲をあきらめていた子なんですよ。恋をしたい、ものが欲しい、外でご飯を食べたいだとか、みんながやってることもあきらめちゃって、鳥かごの中で生活しているような。でもその中で楽しいことは楽しいとやってる感じで、全然生きていけるんですよ。ただそれって強いように思えるけど強くないというか、悲しいことだとも思います。自分の奥底にある感情は絶対になくしてはいけないと思うので、それを根本にいろんなことを表現できたらいいなって思っています」
見えない何かでつながっている。
本当の純愛じゃないかなって思う。
ドラマ『いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう』(フジテレビ系、月曜午後9時、18日スタート)。少し長めのこのタイトル、ラブストーリーというフレーズから、胸キュンで切なくてという物語を思い描いた人は少なくないはずだ。ただ、その想像、間違いではないかもしれないが、当たりとはいえないようだ。
高良健吾(以下、高良)「……ドキドキとかって恋愛の最初の部分だけじゃないですか? それを乗り越えちゃってる人たちだと思うんです」
有村架純(以下、有村)「うん、少なくとも胸キュン……ではないよね」
高良「ヘビーでもない……」
有村「全然ヘビーではないね」
高良「……どんなラブストーリーか、うーん、運命かな。あの出会い方!」
有村「それだ! 運命のラブストーリー。名前も電話番号も知らなくて、毎日連絡とってどうしてってことでもないのに、見えない何かでつながっている。運命だし、本当の純愛なんじゃないかな」
本作で初共演を果たす2人。視線を交わしながらベストな表現を探り合う。急ぐわけでもなく、だからといってゆっくりというわけでもない。尋ねているほうも、心地よいテンポ。いいタッグが組めているのが、聞かずとも伝わってくる。
互いの存在はさまざまな作品や関わったスタッフなどを通じて知っていたというが、現場で「はじめまして」と顔を合わせた。「会う前に、会う。そういうことをしなかったんですよ」と高良は言う。
高良「お世話になっている廣木(隆一監督)さんから、いろいろな話を聞いていました。廣木さんが撮影が始まる前に会って食事しようかと有村さんを誘ったそうなのですが、有村さんは現場で会いたいと答えたそうなんです。事前に会っておきましょうということが多いなかで、会わないというほうを選ぶ。僕もそれのほうが好きだなと。(現場で)会う前に安心するというより、現場ではじめましてというほうが正しいと思うんです。それで、(有村さんは)負けず嫌いだと聞いていたので、会った時に確かめてみたんですが、自分に! だそうなんです。すてきな子だなあ、と思いました」
有村「いろんな作品も拝見させていただいていて、とてもすてきな役者さんだとずっと思っていましたし、廣木さんが“2人は似てるよ”とおっしゃってくださったこともあって、本当に現場に入るのが楽しみでした。はじめましてって会ったとき、高良さんが手をとってくれたんですけど、本当にすてきな人だなって。一緒に頑張っていきたい、お互いが困ったら助け合いたいなって思いました」
劇中では、互いに地方から東京に出てきた若者を演じる。有村演じる音(おと)は北海道に生まれ、育ての親に家政婦のように扱われてきた女の子。高良いわく、「健気だし、どんな状況になっても人のせいにしない子。有村さんがやっている音はいろんな人が応援したくなるはず」。
有村「音って、自分の欲をあきらめていた子なんですよ。恋をしたい、ものが欲しい、外でご飯を食べたいだとか、みんながやってることもあきらめちゃって、鳥かごの中で生活しているような。でもその中で楽しいことは楽しいとやってる感じで、全然生きていけるんですよ。ただそれって強いように思えるけど強くないというか、悲しいことだとも思います。自分の奥底にある感情は絶対になくしてはいけないと思うので、それを根本にいろんなことを表現できたらいいなって思っています」