MYNAME コヌ、ソロ曲で歌う“27歳の現在地”
日本でも大人気のグループ、MYNAME(マイネーム)のリーダーとして活躍するコヌが、待望のソロデビュー。1stソロアルバム『I AM 27』を、自身の誕生日である1月30日にリリース。自ら作詞作曲、プロデュースをも手掛けた渾身のアルバムを語る!
コヌが綴る、27歳のリアルな思い
「今回、最初のソロアルバム『I AM 27』を、僕の27歳の誕生日の1月30日にリリースすることになりました!(笑)」と、はにかみつつも自信あふれる笑顔のコヌ。
「2012年に、MYNAMEが日本でデビューして以来、ずっと5人で活動してきて、日本でいろいろな経験を得ることができました。そこで、そろそろソロアルバムに挑戦してみては、という話になったんです。ちょうど僕の誕生日が近かったので(笑)、誕生日に合わせて僕がソロアルバムをリリースすることになりました。もともと僕のなかでもソロをやってみたいという気持ちはずっとあったので、このようなチャンスをいただけて本当にうれしかったです」
アルバムのタイトルにもなっている『I AM 27』は、27歳の等身大の自分を見つめるような言葉が綴られた曲。
「僕はよく“これからの自分”について考えるんです。20歳になったときも、20代はこうしたい、ああしたいということをいろいろと考えましたし、今は30代のことも考えています。そんな僕にとって、27歳というのは20代のピークとなる年じゃないかと思うんです。20代の集大成となる年齢だけど、難しい現実に直面することもあれば、歌手として一人の人間として、迷いや不安を抱いたりもする。最初のソロ作品では、そんな等身大の自分の思いをストレートに、曲で表現してみたいと思ったんです」
今回収録される新曲はすべて、コヌ自ら作詞作曲編曲を手掛けたもの。それは、当初からコヌが熱望していたことだった。
「以前から、いつかソロアルバムを作るときは自分で作詞作曲を手掛けたいと思っていました。韓国で活動していたときはソロを意識することはそんなに無かったんですけど、日本でも活動するようになってから、そういう気持ちが生まれてきたんですよね。日本のコンサートでは、皆さんの前で他のアーティストの方の曲をソロで歌わせていただいたりしていたんですが、僕が作った曲だったらもっと気持ちいいんじゃないかな、と思うようになって」
今回、日本語バージョン、韓国語バージョンでそれぞれ収録されているのが『MAMA』。
「『MAMA』は母を想って書いた曲ですが、僕の個人的な思いを込めるだけでなく、いろいろな世代のファンの方にも共感してもらえる曲にしたかったので、そこが難しい部分でしたね。この歌を母にですか? まだ歌ってないです(笑)。実はこれまで、母に対して言葉できちんとありがとうとか愛しているということを面と向かって伝えられていなかったんですよね。だからこの機会に、母のために1曲作りたいと思ったんです」
『MAMA』は他のメンバーからも特に絶賛された曲。
「曲作りが終わるまで、他のメンバーにはまったく相談しなかったんです。アドバイスをもらってしまうと、MYNAMEの曲に近くなってしまう可能性もあったので。最終的に、ミキシングする段階になってから聞いて感想をもらったんですが、4人とも同じことを言ってましたね。タイトル曲より『MAMA』が好きって(笑)」
いつか日本語歌詞にも挑戦したい!
流ちょうな日本語でインタビューに応えてくれるコヌだが、日本語歌詞を書くのははまだ難しい、と苦笑。
「『MAMA』の日本語バージョンでは、日本語の訳詞を書いていただいたんですが、素敵な歌詞にしていただいて感謝しています。いつか自分で日本語歌詞をですか? そうですね…(笑)、本当はやってみたい気持ちはあるんですけど、僕の日本語力ではまだまだ難しいですね。でも、今回のソロアルバムで、自分で書いた歌詞がこういう日本語になるのか、ということが分かったので、いつか挑戦してみたいですね」
まさにコヌ渾身のアルバム。何しろプロデュースも自ら手掛けるという徹底ぶり。
「今回、一番うれしいのはやっぱり、作詞や作曲だけではなく全体をプロデュースできたことですね。正直いって、MYNAMEとしてリリースしていたときは、一つのアルバムを作ることがこれほど大変だと分かっていませんでした。曲を作って収録することだけでなく、ジャケットのデザインだったり、DVDだったり。今回、それを丸ごと自分で手掛けることができて、本当に勉強になったし、一番そこに達成感を感じています。めちゃくちゃ大変でしたけど(笑)。今回の経験もさらに次につなげたいし、今後も作詞作曲やプロデュースなどにどんどん挑戦しながら、ソロ活動を継続させていきたいと思っています」
おかげで悔いのないものができた、と笑顔。あとはファンに届けるだけ。
「僕のソロ曲とMYNAMEの曲、それぞれの違いなども、楽しんでもらえるとうれしいですね。ソロのほうは、切ない曲やバラードなど、複雑な感情を綴った曲がけっこう多くなっています。やっぱり自分で作ったので自分のリアルな思いを表現することができたと思っていますので、そこが伝わったらうれしいですね。自分でプロデュースも作詞作曲もしたソロアルバムなので、僕個人の思いがすごく反映されている作品になっています。その一方で、自己満足ではなく、ちゃんとファンの方に共感してもらえるかどうか、ちょっとだけ心配しています(笑)」
その思いは必ずファンに届くはず。
「今年は、MYNAMEのライブツアーもあります。もっと多くの経験を積んで、歌手としての自信につなげたいと思っています。ソロアルバムのほうもMYNAMEとはまた違うコンセプトの作品になっているので、期待してもらえるとうれしいです」
コヌが明かしてくれた27歳のリアルな思い。ぜひ彼のバースデーに受け止めて。(本紙・秋吉布由子)
【発売】1月30日(土)【価格】CD通常盤:2000円/TYPE-A(プレイボタン+イヤフォン+トートバッグ)1万円/TYPE-B(CD+DVD+写真集)7000円/TYPE-C(CD+抱き枕)1万8000円/TYPE-D(CD+Tシャツ)5000円・各税別