デザイン界の巨匠、アルネ・ヤコブセンの傑作|知っておきたい名作家具(1) アリンコチェアとセブンチェア
©flickr/pieter musterd title:Couple アルネ・ヤコブセンの代表作の1つ セブンチェア
■ミッドセンチュリーデザインの名作『セブンチェア』
次の写真に映る椅子も同じく、巨匠アルネ・ヤコブセンの名作です。その椅子の通称は『セブンチェア』。
アントチェアの誕生から3年後、セブンチェアはその後継モデルとして発表されました。名前の通り、7という数字によく似た形状のセブンチェアは、360度、全方位から眺めても背面と座面の曲線が美しく、流れるようなフォルムが印象的です。
座り心地も良好で体にフィットする安定感があり、デザイン美と機能性を兼ね備えた素晴らしいセブンチェア。
この名作家具はレストランやカフェ、美術館などのさまざまなパブリックスペースでも多く採用され、また、オフィスや一般家庭でも愛用され続けています。
セブンチェアは誕生から50年以上経た今日でも、世界中のインテリア・ファンから絶大な人気を誇るミッドセンチュリー※の名作です。
※ミッドセンチュリー…ミッドセンチュリーとは「1世紀の中間」という意味。デザインの世界では主に20世紀の中頃を指し、一般的に1940~1960年代にデザインされた製品のこと。