「3.11WALK」開催
東日本大震災が発生した3月11日に、通勤・通学先から歩いて帰る「3.11WALK」が行われる。今年で震災から5年という歳月が流れたことで、震災の記憶を風化させず、防災・備蓄意識を高めることを目的に開催。誰でも無料で参加できる。当日は参加のシンボルとして、「明かり」を身に着けて歩くことを推奨しており、参加者数1万人を目指す。記者発表が行われた2月16日、アンバサダーに選ばれたタレントのマギー審司、前園真聖、フリーアナウンサーの住吉美紀が登壇。気仙沼出身のマギー審司は、震災後3〜4日経ってから新聞で家族が無事なことを知ったと話し、「復興はまだまだ。風化させないためにずっと続けることが大事」と語った。また、住吉は「NHKに入社して最初の2年が福島、その次の3年が仙台だった。NHKの退社が震災の20日後の2011年の3月31日に決まっていて、最後の仕事が社会人としての故郷である東北で起きた震災の被災者の安否情報を読み上げる仕事だったので、複雑な気持ちでした」と語るも「先月結婚した夫が岩手県の人で、東北には強い縁を感じている。その縁から何かが広がり、復興の手助けができれば」と前向きなコメント。普段の生活で変わったことを聞かれた前園は「節電の意識が芽生え、それが今では習慣になっている。無理なくできることを継続することが大事」と生活習慣の変化をあげた。
当日は「3.11WALK出発式@有楽町会場」が12時から有楽町駅前広場で開催。防災・備蓄意識啓発のブース展示ほか、黙祷を行う。18時には、出発式も開催、アンバサダーのマギー審司と女優の小芝風花が応援に駆け付けるほか、自衛隊による炊き出しも予定されている。