4・17『RIZIN.1』プロハースカが藤田に圧勝 女子レス村田は悔しい判定勝ち
さまざまな攻防が見られたグラップリングダブルバウト。試合後、桜庭と田村が握手((C)RIZIN FF/Sachiko Hotaka)
桜庭和志、ヴァンダレイ・シウバ、田村潔司というそれぞれに因縁を背負う3人が一堂に会した「グラップリングダブルバウト」も大きな注目を集めた。試合はこの3人に所英男を加え、桜庭、所組vsシウバ、田村組で行われた。田村、シウバ、所、桜庭の順で1人ずつ登場。それぞれのテーマ曲が流れただけで会場は大きく沸いた。
試合は15分3本勝負。タッチは5回までというルール。先発は桜庭とシウバだったが、13年ぶりに肌を合わせるのが慣れないグラップリングルールとあって互いに探り合いに終始してしまう。試合が動いたのはともにタッチし田村と所の対戦になってから。所はいきなり飛びつき、引き込みを狙うなどアグレッシブに仕掛けると、田村も呼応するように得意の“回転体”の動きを見せる。ファンが期待する桜庭と田村の手合わせは開始10分でやっと実現。
田村は巌流島(3月25日)での試合で顔面骨折のケガを負い、この日はフェイスガードをつけての出場だったのだが、桜庭はフェイスロック、ジャーマン気味の投げなどシビアな攻撃を見せた。
結局どちらも一本を取ることはできずドローとなったが、随所に通をうならせる攻防が盛り込まれた試合となった。