4・23修斗 扇久保が2階級制覇 ウェルター級は松本が戴冠
松本がスリーパーホールドで一本勝ち(撮影・蔦野裕)
セミファイナルでは世界ウェルター級チャンピオン決定戦が行われ、環太平洋王者で世界ランク1位の松本光史と同級3位の川名雄生が対戦。3R44秒、松本がスリーパーホールドで一本勝ち。第12代王者に就いた。
両者は昨年7月に松本の持つ環太平洋のベルトの川名が挑戦するかたちで対戦。ジャッジの一人が川名を支持する1-0の判定でドローに終わっており、文字通りの決着戦となった。
1、2Rは小刻みなフェイントをかけながら動き回る川名が手数で勝り、優勢に試合を進める。2Rには川名の左フックがクリーンヒットし松本がダウン。川名は追撃のパウンドを放つが、松本にしのがれ最大の勝機を逸した。
3R開始早々、松本はパンチで突っ込んできた川名を組み止めケージに押し込むや素早くバックを奪い、背中に乗りスリーパーホールド。川名は立ち上がり前転して松本をマットに叩きつけ脱出を図ったが、松本は離さずぐいっと絞め上げると川名はたまらずタップした。
なお今大会はAbema TVでLIVE配信され10万ビューを記録。改めて修斗の根強い人気を示した。