ただの“いい子”じゃつまらない!? 異色の無責任ヒーロー登場!『デッドプール』

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 さまざまな超人的能力を駆使し人類を危機から救うスーパーヒーローたち。しかし、アメコミ界には、とんでもないヒーローも存在する。正義のヒーローとは程遠い人物像や自由すぎるキャラクター特性で、カルト的人気を誇る異色のヒーロー、デッドプールがついにタイトルロールで映画化。

 能天気で無責任、口からとびだすのは毒舌ばかり。自分のことを“俺ちゃん”と呼び、愛用するのはハローキティグッズという軽さ。おしゃべりが大好きで、戦闘中も止まらない。あげくの果てには映画の観客に向かって語り出す始末。戦う理由はあくまで自分のため。当然、正義感もゼロ!

 そんな異色のヒーローを演じるのは、ピープル誌の〈最もセクシーな男〉にも選ばれ、ブレイク・ライヴリーの夫としても知られるライアン・レイノルズ。『ウルヴァリン: X-MEN ZERO』でもデッドプールを演じたライアンだが、今回は主役だけにおバカ演技やヘンなポーズも惜しみなく披露。新たなファンを獲得している。キャラクターは異色でも、アクションシーンはさすがヒーローもの。デッドプールのアクロバティックな戦いぶりにも注目だ。デッドプールのキャラクターに抱腹絶倒しながらも、そのキャラの下に隠された苦悩やヒロインへの切ない愛が垣間見えるストーリーも共感度満点。また『X-MEN』シリーズとのつながりなど、映画ファンを喜ばせるネタも満載!

STORY:末期ガンと診断されたウェイドは怪しい組織の誘いに乗り肉体改造されてしまう。意志とは裏腹に不死身のパワーを身に着けるが全身、見るも無残な姿となったウェイドは愛する女性を陰から見守りながら組織への復讐を誓う。

監督:ティム・ミラー 出演:ライアン・レイノルズ、モリーナ・バッカリン、T.J.ミラー、エド・スクライン他/1時間48分/ 20世紀フォックス映画配給/6月1日(水)よりTOHOシネマズ 日劇他にて公開  http://deadpool.jp