6・5 SB 日本フェザー級王者・島田洸也が引退式
シーザー力ジムのキッズ会員たちが花束を送る(撮影・蔦野裕)
通常の引退式だとここで島田の挨拶の後に10カウントゴングとなるのだが、シーザー会長は「みなさんにお願いがあります。第2試合で戦った嶋田昌洋選手も今日引退します。彼も京都で消防署員をしています。偶然とはいえ、この島田も消防署員になります。今日は負けてしまったんですが、一緒に10カウントを聞かせてもらえませんでしょうか」と提案。嶋田も10カウントゴングを聞いて引退することになった。
島田は「自分はもともと弱くて格闘技のセンスもなかった。でも師匠の鈴木先生が拾ってくれてなにから何まで面倒をみてくれた。試合では負けちゃってもシーザー会長がシュートボクサーをさせてくれたのでチャンピオンで終わることができたと思います。本当にありがとうございます。鈴木先生とシーザー会長には努力することの大切さを教えてもらい、常に前向きにやっていくことができました。こんな僕のような人間が大勢の方の前でスポットライトを浴びて試合をできたということは最高の選手生活でした。そんな選手生活から離れるのは悔しい思いもありますが、これからは後輩たちをサポートしていけるように、ずっとシュートボクシングに関わっていきたいと思います。これからもよろしくお願いします。たくさんの応援ありがとうございました」と挨拶した。