ZST.53 柏﨑がバンタム級王座防衛 伊藤はRIZIN出場アピール
【写真上】正城(左)がカウンター一閃。上田は腰から崩れ落ちる 【写真下】最後に挨拶する正城(撮影・神谷渚)
小谷直之の返上に伴い開催される「第2代ライト級王者決定トーナメント」の1回戦2試合が行われ、平信一が2R2分20秒で伊澤寿人をTKOで、藤巻優が1R51秒で伊藤有起をKOで破り11月に行われる決勝に駒を進めた。
またこの日、フライ級戦に出場した正城ユウキは上田貴央に2R 1分16秒、強烈な右カウンターでKO勝ち。試合後に引退を表明した。正城は修斗フライ級の世界ランカーで、バンタム級では世界戦を行ったこともあるベテラン。昨年11月からZSTに参戦し、今回の試合で3連勝を飾っていた。
正城は「これで引退します。最後こういう形で勝てて良かったです。応援してくれたみなさん、ありがとうございました。15年くらいやってベルトとか獲れなかった。もうちょっとカッコいい夢もあったんですが、こうやって皆さんの前で話せているというのが自分に自信を持ってお疲れ様と言えるというのがあるので、これはこれで正解なんじゃないかと思います。これから新しい道が始まると思いますが、この経験を生かして胸を張って頑張っていきたい。本当に楽しかった。ありがとうございました」と挨拶した。