脱こじらせへの道 第30回 今年もanan SEX特集に物申す!
もはや毎年恒例となりました、ananのSEX特集。
GIRL’S CHも今年で4回目の登場となりました。
これまではタレントさんにサイトを見てもらって、感想を話している様子を記事にするという内容でしたが、今年はガラッと内容を変えて、深層心理テストからあなたの求めるイケメンを知る!という記事にしてみました。
個人的には、かなり満足な内容なので、是非ご覧ください!
さて、そんなSEX特集ですが、全体としてはどうだったのでしょうか。
アンケートの結果を見てみると、やはりサイトの女性ユーザーはほとんどが購入済み・購入予定とのこと。「毎年恒例」として購入している方もいるようで、リピーターもかなり多いのではないでしょうか。
SILK LABOのDVD付録や、見応えのあるグラビアを目当てにする方が多かったようです。
ただ読み物としては、ここ数年は企画が固定化されているように思えます。
ユーザーアンケートや、オナニー指南、性感染症や避妊についての知識などなど。
多分人気があるからなんでしょうが、毎年見ていると「またか」感が強いのも事実。
昨年おもしろかったしみけんさんの記事が、テイストを変えて(二村ヒトシさんとともに女性からの質問に答えるという形式)残っているのは良いとは思いますが…。
これってヘビーユーザーの意見過ぎます?
私が一番違和感を感じたのが、表紙です。
(念のため言っておきますが、私は長年AKB48のファンで、指原莉乃さんも大好きで、本も持ってます。)
先ほどもあったように、リピーターが多く買っていると仮定するのであれば、ユーザーから求められているのはセクシーな男性であることは明らかだと思います。
アンケート結果からも、北澤剛のグラビアが高評価でしたよね。
ですが、指原莉乃さんのチョイスはなぜなのでしょう。
新しいユーザーを獲得したいというのであれば、それにあわせて内容やその見せ方も変えるべきだと思います。
指原莉乃さんは女性にとって「憧れる」というよりは「友達になってみたい」という親近感のある存在。
あえて彼女をセクシーに作りこまなくても、ヘルシーな印象のまま、
「もっと女性も性を楽しんでもいいんじゃない?」と歩み寄るようなグラビアでもよかったのではないでしょうか。記事もそうです。
理想の女性像を語ることより、今私(たち)こんなこと考えたり行動したりしてるけど、あなたはどう?
というような内容。
昨年も書いたような気もしますが、
もっとユーザーの声が聞きたいなというのが、読者としての私の本音です。
また、今年は同時期にTarzanからもセックス特集が出ていましたね。
Tarzanの読者はおそらく、男性で、体を鍛えたり健康について物理的に考える方が多いという印象なのですが、
内容もananとは全然違っていておもしろかったです。
たとえば、ベッドの中での男性・女性の体のメカニズムの違いが、心拍数や肉体の変化などの点から書かれていたのは目からウロコでした!
女性なら感性に訴えるところを、「こういう原理だからこういう行為が効果的」という見せ方はTarzanならではでしょうね。
そしてTarzanにもありました、読者のお悩み相談。
これも驚いたのが、ananでは「我慢しないで伝えましょう!」というものが多かったのに対し、Tarzanでは「我慢しましょう」という答えばかり!
男女の性はここまで対象的なのか!と衝撃を受けました。
お互いが我慢しないで性を楽しめる時代は、まだまだ先のようですね…。
GIRL'S CHプロデューサー。2007年、新卒でソフト・オン・デマンド(株)に入社。
営業、マーケティング等の部署を経て、2012年よりGIRL'S CHの立ち上げに携わる。
以来現在まで、GIRL'S CHの現場リーダーとしてサイト運営をしつつ、オリジナル動画ではレポーター出演等をすることも。
過去のコラムはこちらでチェック!
<脱こじらせへの道 アーカイブ http://www.tokyoheadline.com/?p=165709http://www.tokyoheadline.com/?p=165709 >