9・19「VTJ 8 th」パンクラスのISAOが修斗世界王者・斎藤を破る

リオン(上)がパウンドで内村を攻め立てる(撮影・上岸卓史)

 セミファイナルではリオン武が内村洋次郎相手に2R4分17秒、KO勝ちを収めた。第5代、第8代修斗世界ライト級王者のリオンと初代ZSTウェルター級王者の内村。ハードパンチャーとして知られる両者だけに、戦前からKO決着必至といわれていたが、期待を裏切らない試合となった。1Rこそ、フェイントの掛け合いで静かな立ち上がりとなったが、内村の膝蹴りを合図に試合が動き出す。2Rに入るとともにスイッチが入り、激しい打ち合いに。リオンの右フックで内村が腰を落とす場面もあったが、すぐに反撃。しかしリオンは内村を組み止めるとバックを取って引き倒す。なんとか立ち上がった内村だが、リオンはバックをキープしテイクダウンさせるとマウントを奪い、パウンドの嵐。バックマウントに移行しパウンドを落とし続けるとレフェリーが試合を止めた。
 リオンは実に5年ぶりのKO勝利。「勝てない時期が続いたが、ようやく戻って来られた。しっかりまた強い選手になっていきますので応援よろしくお願いします」と復活ののろしを上げた。