大本命の武尊の首を狙う小澤は決勝まで勝ち上がれるのか!?「K-1 WORLD GP 2016 JAPAN ~初代フェザー級王座決定トーナメント~」

6月の対戦では武尊(右)が小澤を判定で破った(撮影・神谷渚)

 しかし神戸は公開練習で「リベンジ、リベンジ言っているのはガキ丸出し」と暗に小澤を批判。大会に先立って行われたファンイベントでは「小澤も戸邊も強くない」とクールに言い放ちながらも、「勝てば一晩で人生が変わる」とちらりとベルトへの執念を見せる。

 会見などでは多くを語らない戸邊隆馬も「格闘家・戸邊隆馬の生き様を見せたい」と静かに燃える。

 対する外国人選手も粒ぞろい。

 戸邊と対戦のエリアス・マムーディ、武尊と対戦するジェイミー・ウィーランは長いキャリアの中でともにまだ1度しか負けがない強豪。

 しかし一番の台風の目はユン・チーか。

 ユンは昨今急激に実力を伸ばしている中国を主戦場とするファイター。K-1の6月大会では本来の階級ではない-60kgで欠場した卜部弘嵩に代わり急きょ小宮山工介と対戦。ダウンを奪い、判定勝ちを収めるなどその実力は実証済み。

 誰もが無傷で勝ちあがることは考えられないトーナメント。最後にものをいうのは根性と執念。となると優勝者は…。

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