「GRANDSLAM 5」出場の伊藤「RIZINは所さんと2人で勝つことが目標」
伊藤にとってはこの2連戦は今後の格闘家人生を占う意味でも、大きな試練となる。これまで数多くの修羅場をくぐってきた所は「僕の場合はここ一番で負けることが結構あったんですけど、それだけは気をつけてほしい(笑)。持っているものを出せばいいだけなので、余計なことを考えずにやってもらえれば」とアドバイスを送る。
一方、伊藤は「試合に負けてもいい試合というものはないと思っている。特にプレッシャーはない。年末のRIZINに向け、そしてZSTの王者として恥ずかしい試合はできない。3日も27日もきっちり勝つ。RIZINも出ることが目標なのではなくて、所さんと2人で勝つことが目標。2人して年末に笑っていられればいいなと思っているので、死ぬ気で頑張ります」と語った。
所の今回の参戦は年末のRIZINでレスリングをバックボーンに持つ山本アーセンと対戦することもひとつの要因。レスリングでインターハイ、全日本大学選手権、世界学生選手権優勝など輝かしい実績を持つ大澤との対戦については「テイクダウンや押さえこみが強い選手をどれだけ動かせるかということは楽しみでもある。あとは年末に向けてのレスラー対策もできるので、失敗したら失敗したでまた勝村さんと対策を練ることができれば」と話し、最後に「RIZINにもお客さんを連れて帰りたい」と語った。