S-cupでゾウガリーが初優勝 内藤は大逆転KOで王座防衛
強烈なゾウガリーのボディーブロー(撮影・上岸卓史)
決勝はゾウガリーがパンチのラッシュでMASAYAを攻め立てる。MASAYAは1回戦から固いガードで相手の攻撃をしのいだうえで反撃し、勝利を収めてきたが、ゾウガリーはMASAYAのガードが固いと見るやボディーへ矛先を変え、パンチのラッシュ。
MASAYAも左のロー、ミドルで反撃するも、徹底したボディー攻撃にたまらずダウン。ゾウガリーは立て続けに3度のダウンを奪い試合を決めた。
SB日本スーパーバンタム級タイトルマッチでは王者・内藤大樹に植山征紀が挑戦。1Rこそ互角の展開だったが、2Rに植山が左フック一発でダウンを奪うと、押せ押せの展開に。植山は3Rにも左フックでダウンを奪い、勝利も目前と思われたが、立ち上がった内藤はカウンターの左フックで逆にダウンを奪い返すと、植山は立ち上がることができず、3R2分14秒、内藤が大逆転のKO勝ちでベルトを守った。
内藤は試合後、リング上で「今日の試合内容じゃデカいことは言えないですけど、シュートボクシングを代表して、55kgの他団体の強い奴らを倒しに行くんで、楽しみにしていてください」とアピールした。