日本のこだわりツイード素材も大人気! 『ツイードラン2016』を原宿で開催
ツイード素材を使ったファッションに身を包み、自転車で街中を走る『ツイードラン』が10月23日、代々木?原宿で開催された。もともとは、ツイードファッションの本場イギリスで始まり、現在はロンドンをはじめ世界各国で開催されている。
日本での開催5回目となった『ツイードラン2016(東京)』開催当日は、秋の自転車散歩にぴったりな穏やかな天気。スタート地点の代々木VILLAGEには、それぞれ自慢のツイードファッションに身を包んだ参加者約150人が集合した。
ツイードと一口に言っても、ジャケット、コート、スーツ、ベストにスカート、ズボン、さらには帽子や鞄などの小物まで、参加者のツイードファッションは多種多様。デザインや質感もさまざまで、改めてツイードの奥深い魅力に気づかされる。全身ツイードで統一していたり、ピンポイントアイテムとして引き立たせていたり。中には、毛織物の世界三大産地の一つである尾州毛織物の生産者の姿もあり「日本にも世界から評価される優れたツイードがあるということをアピールしたい」と語っていた。
参加者たちは途中、給水地点のGIVE LIFE 原宿で、こだわりの水出しコーヒーを優雅に堪能。また、店内に展示されている環境保全の過程で生じた素材を使ったアート作品を鑑賞したり、ツイード素材をアップサイクルした“渋谷おみやげ”のポーチなどを手に取ってみたりして、ひと息ついていた。
爽やかな秋空のもと、お気に入りのツイードファッションに身を包み、マナーを守っての自転車散歩を楽しんだ参加者たち。良質なツイードは何度も仕立て直したり、廃材利用するなどして、長く使えるエシカルな素材。着心地やファッション性だけでなく、エシカルな観点からもツイードの良さを再発見できたイベントとなった。