近江谷太朗 舞台「世界をつなぐ方法」が初日公演
俳優の近江谷太朗が10年ぶりにプロデュースする舞台「世界を繋ぐ方法」が11月30日、東京・アトリエファンファーレ高円寺にて初日公演を行った。
数々のテレビドラマなどで、物語の鍵を握る重要人物を演じることで名脇役として知られる近江谷太朗。自身10年ぶりのプロデュースとなる今作について、「個人的には8本目のプロデュースとなりますが、50歳になり、まだまだ諦めずに自分の可能性を信じて前進したいと思います」と胸中を明かすと、「観劇後、へこたれ気味な人に『もうちょっと頑張ってみるか』と、思ってもらえたら幸いです」と意気みを語った。
出演者は高橋由美子、演劇集団キャラメルボックスの中心メンバーであり、数々の実力派劇団にも客演を重ねる大内厚雄。そして、今作のプロデュースを手掛ける近江谷太朗の3人のみ。
実力派の役者陣をキャストに迎え、笹峯愛が作・演出を手掛ける今作は、大切なものを失い、傷つきながらも希望を捨てずにもがく大人の男女を時に可笑しく、時に切なく描いた笹峯愛渾身のオリジナル作品。
初日公演を終えた近江谷は、「個人的には念願の小さな劇場で濃密な空気で芝居ができて、緊張もしましたが、楽しくやり取りを楽しめました。狭い空間での役者間のやり取りや、ラストシーンが最大の見どころになっておりますので、是非多くの方に観ていただきたいです」と、念願となった公演への想いを明かした。
なお、本公演は12月11日まで全17公演開催される。