12・18修斗 インフィニティリーグでオニボウズが優勝

【写真①】征矢(左)の右ストレートがヒット 【写真②】判定勝ちでは優勝に届かない征矢(右)に笑顔はなかった(撮影・辰根東醐)

 征矢が判定勝利に終わったことからオニボウズは1Rをしのげば負けても優勝、北原は1Rで勝利を収めれば逆転優勝という状況で迎えた最終戦。

 一本を取りにくる北原に対してオニボウズも真っ向勝負。最後は北原の右のキックにカウンターの右ストレートを合わせダウンさせると追撃のパウンドの連打でKO勝ちを収めた。

 オニボウズは「新人王も取っていなくてタイトルとは縁がなかった。今回のインフィニティリーグの優勝でやっとはくがついた。今回のメンバーはインフィニティリーグ史上最強のメンバーだったと思う」とリーグ戦を振り返った。

 このリーグ戦の優勝者にはタイトル挑戦や上位ランカーとの対戦が用意されているのだが、オニボウズは「来年はどんないいことがあるのか楽しみ」と続けた。

 この日は12月の新宿FACE大会恒例の新人王決定トーナメントの決勝戦が行われた。フライ級では箕輪ひろばが大西ヒロトを1R3分25秒スリーパーホールドで破り、新人王に輝いた。箕輪は最年少の18歳。これまで4戦4勝で、うち3つの一本勝ちと1つのKO勝ちと圧倒的な強さを見せここまで勝ち上がってきたが、その勢いそのままにこの日も大西を圧倒した。

 フェザー級は打撃の中本龍平と極めの一條貴洋という構図となったが、1R早々にタックルからバックを制した一條が終始主導権を握り、3-0の判定で勝利を収めた。

 ウェルター級は長田拓也が得意なグラウンドの展開に持ち込み間宮昇仁の打撃を完封。2R終盤にマウントを許し、冷やりとする場面もあったが、2-0の判定で勝利を収めた。

 バンタム級は黒石大資と鎌田悠介が対戦。ストライカー同士の対戦となったが、鎌田がグラウンドの局面で圧倒し、3-0の判定で勝利を収めた。