使い方、合ってる? 2016年のニュースをキュレーション!?【芸能・スポーツ】

(写真:長田洋平/アフロスポーツ)

リオ五輪で最も感動させてくれたのは…

 スポーツ界の2016年最大の出来事といえば、リオデジャネイロオリンピック・パラリンピックだろう。

 日本選手団はロンドンでは壊滅的な敗戦を遂げた柔道が金3個を含む12個のメダルを獲得し復活。女子レスリングの伊調馨が女子では五輪史上初の4連覇達成。そして陸上男子400メートルリレーでは銀メダルという快挙を成し遂げた。卓球や体操など挙げればきりがないほどの大活躍。2020年の東京へ向け明るい話題を振りまいた。

 前フリが長くなってしまったが、今回の五輪で最も注目すべきは男子マラソンのカンボジア代表の猫ひろしだろう。

 猫は前回のロンドン五輪出場を目指し、2011年にカンボジアの国籍を取得したが、国際陸連に資格を認められず、断念。そこからあきらめることなく4年間走り続け、今回晴れてカンボジア代表としてオリンピックに出場した。

 いろいろと批判の声もあったが、この4年間、カンボジア代表として国際大会に出場し、カンボジアへのシューズ支援の活動を行うなど地道な努力を続けた姿勢には頭が下がる。

 結果は15人が途中棄権したなかで2時間45分55秒で完走を果たし、140人中139位。ちなみに日本勢の最下位、北島寿典の2時間25分11秒とは20分の差があるが、この差を大きいとみるか小さいとみるかはその人次第。