Krush 女子王座はKANA敗れ、ヘウヘスが第3代王者に
【写真上】ピケオー(右)は苦手な距離での戦いとなったが、きっちり勝利 【写真下】中島(左)のミドルが炸裂(撮影・上岸卓史)
ダブルメインイベントの第1試合では「Krush-70kgタイトルマッチ」が行われ、王者ジョーダン・ピケオーに廣野祐が挑戦。3R2-0の判定でピケオーが勝利を収め2度目の防衛し成功した。
“不倒王”の異名を持つ廣野は驚異のスタミナで相手を自分のペースに引きずり込む。
今回も頭をつけるほど距離を詰めパンチの連打にローキックで着実にピケオーを削っていく。距離を取って戦いたいピケオーは明らかに戦いにくそうではあったが、こちらも連打で応戦し、離れてはハイキックを放つなど着実にポイントを稼ぐ。
最後まで勝ちにこだわり徹底的に自分の戦い方を貫く廣野に3Rには会場も大「廣野コール」で後押し。試合は判定にもつれこみ、1人が29-29のドローとしたが、他の2人が30-29、30-28でピケオーを支持した。
ピケオーはこれで中島弘貴、山崎陽一、廣野とKrushの日本人選手を3連続で撃破。今度は誰がストップ・ザ・ピケオーに名乗りを挙げるのか…。
その中島はこの日、新鋭の和島大海と対戦。和島の突進力に手を焼き、勝利を収めたものの1人がドローの2-0の判定勝利に終わった。