一木美里のおいしくたべようの会 vol.21「NYの日常、コンパクトな朝」#朝ごパン #ニューヨーク
一木美里です。
先日、トランプ氏が大統領就任することで話題のアメリカ、
ニューヨークへ行ってきました。
トランプタワー一帯は厳戒態勢で警備されていました。
今週はそんなニューヨークの小さなかわいいパン屋さんを紹介します。
大粒の雪が歩く先を阻むくらいに降るニューヨークの朝、
こんな雪でも記念撮影をしている人だらけのタイムズスクエアから
The Chainsmokers の「New York City」を聴きながら
ウエスト47stを西へ9thAveに突き当たるまで歩く。
左手に見えた小さなブルーのお店が「Amy’s Bread」。
扉を開くとベルの音がして、一人の店員さんが手を止めて
「good morning」と笑いかけてくれた。
手作りの伝統的な美味しいパンにこだわって作られた、
フレッシュなパンたちが並ぶショーケース。
チェルシーマーケットとグリニッジビレッジなどにも店舗がある
今ニューヨークで人気のパン屋さんで
このヘルズキッチン店が一号店。
朝早いからなのか、
少し眠そうなもう一人の店員さんが静かにパンのショーケースの後ろに立って
雪の降る窓の外を眺めていた。
パンとケーキが小さな店内のショーケースにぎっしりすぎるくらい詰まってる。
日替わりで焼き上がる種類が違うというマフィンと、クロワッサン、
それから感覚がなくなるくらい冷たくなった手のためにも
ホットコーヒーをオーダー。
クロワッサンは思ったより軽い食感で、しつこくない軽やかなバターの香りは朝一番にぴったり。
アップルクランブルのマフィンは、リンゴの酸味とクランブルの甘さが
シンプルなマフィンにあっていて、
大人の女性がひとりで朝食を摂る姿が多いことに納得する。
アップルクランブルのマフィン、
バターの香りがするクロワッサン、
あたたかいコーヒー、
かわいいイラストのペーパーバッグ、
その向こうに見えるニューヨーカーらしい女性とパンとコーヒー、
扉のむこうに見えるランドリー。
何度も訪れている街だけど
ニューヨークで迎える朝を、
初めて日常に感じたとき。
歩きながらますます強くなる雪は地面を白くしてく。
世界で一番都会な街の、
金曜日の朝は想像よりとても静か。
外に出るともうそこら中真っ白で雪は強くなっていたけど
ブルーの小さな看板をもう一度見て、
なんだかヘンゼルとグレーテルのお菓子の家みたいだなと思った。
【Amy’sBread】HELL’S KITCHEN
672 9th Avenue(Between 46th & 47th Streets)
New York, NY 10036
Tell 212.977.2670
Hours
Mon 7:00am ? 9:00pm
Tues – Wed 7:00am ? 10:00pm
Thurs – Fri 7:00am – 11:00pm
Saturday 8:00am ? 11:00pm
Sunday 8:00am ? 9:00pm
歌手、DJ、SamanthaThavasaグループブランドレップ。
1989年12月6日生まれAB型。学生時代より読者モデル、リポーター、バックダンサーなど多岐に渡って活動。
SNSや雑誌を通してファッション、ライフスタイルを発信中。
【公式instagram】?? https://instagram.com/misato_ichiki/