新生K-1が来年3月さいたまスーパーアリーナメインアリーナ進出
この日の会見には一人ずつ入場する形で56人のK-1ファイターがずらりと勢ぞろい。
会見の冒頭、宮田充K-1プロデューサーが「我々新生K-1は2014年から活動を開始しました。100年続くK-1を旗印に2014年7月に第1回アマチュア大会、11月に第1回目のプロ大会を開催しました。5年目となる2018年3月21日に初のさいたまスーパーアリーナ メインアリーナ大会を開催することが決定しました」と挨拶。そして「2月25日から2017年の戦いが始まります。今ここに並んでいるK-1トップファイターたちが戦いの主役になっていきますが2018年3月21日のリングに立つ保証は誰にもありません。メーンイベントに立つファイターはもしかしたらここにいないファイターかもしれません」と強烈な一発をお見舞いした。
選手を代表してマイクを持ったK-1フェザー級王者の武尊は「こうしてさいたまスーパーアリーナに新生K-1として来れたことをすごくうれしく思う。宮田さんが“2018年3月大会のメーンイベントはここにいない選手が立っているかも”と言っていましたが、僕もそれだけ厳しい世界だとは思っています。ここにK-1ファイターが揃っていますが、あえて言わせてもらうと、僕がメーンを務めます。文句がある人、頑張ってください」と話した。続けてマイクを持ったスーパー・フェザー級王者の卜部弘嵩も「さいたまスーパーアリーナは格闘技の聖地といわれている場なので、ただただうれしく思います。来年3月にこのチャンピオンベルトを持って、僕もメーンイベントに立って、このベルトの価値を高めていきたいと思っています。来年3月を楽しみにしています」と話した。
会見では他の選手も来年3月大会への並々ならぬ意欲を見せる。2月からの2017年の戦いはこれまで以上に激しい戦いが見られそうだ。
6月大会は?70kgの8選手参加による「第2代スーパー・ウェルター級王座決定トーナメント」、9月大会は?67.5kgの8選手による「初代ウェルター級王座決定トーナメント」が開催される。
かねてから噂されているK-1の地上波放送について、宮田氏は「本日発表できることではないが、いくつかの局から話をいただいている。近々いい発表ができるかな、というのが現在の答えとさせていただきます。期待していただければと思います」と話した。
また昨年4月の開局からK-1、Krushの大会を生中継しているAbema TVが、これまでの2つに3月に旗揚げされる新ブランド「KHAOS」を含めた全大会を複数年に渡りインターネットで無料独占生中継することが決まったことが発表された。