2・18「Krush.73」塚越が逆転勝利で-67kg王座防衛
【写真上】中澤(右)と【写真下】小宮(左)が決勝進出(撮影・上岸卓史)
今大会から「第5代-65kg王座決定トーナメント」が開幕。全4選手で行われ、この日は中澤純vs篠原悠人、小宮由紀博vs松下大紀の準決勝2試合が行われた。ともにベテランと新鋭のぶつかり合いとなった。
準決勝第1試合では試合前のレフェリーによる注意の段階から激しい視察戦が繰り広げられた。しかし試合では中澤が激しいながらも的確な攻撃で主導権を握る。2Rにロープに詰めると右からの返しの左ストレートでダウンを奪う。なんとか立ち上がった篠原にパンチの連打を浴びせ再度ダウンを奪うと、レフェリーが試合を止め2R2分59秒、KOで勝利を収めた。
準決勝第2試合もレフェリーの注意の段階で松下が身を乗り出してガンを飛ばす。冷静にやり過ごす小宮だったが、試合は激しい打撃戦に終始。時折、足を止め、額を突き合わせてのパンチの打ち合いを展開する2人に会場を二分する声援が送られる。しかしそんななかでも百戦錬磨の小宮がしっかりとポイントを押さえ、2-0の判定で勝利を収めた。
2試合ともベテラン側の中澤と小宮が勝ち上がり、4月2日の後楽園大会で決勝戦が行われる。
今大会では「第5代-60kg王座決定トーナメント」の1回戦を勝ち上がった8選手による準々決勝8試合が行われ、安保璃紅、郷州征宜、朝久泰央、レオナ・ペタスが勝ち上がり、4月2日の準決勝にコマを進めた。準決勝は「安保vs郷州」「朝久vsペタス」で行われる。