全日本フットサル 19日準決勝は府中vsすみだ、神戸vs大阪

ゴールを決めた府中の水田(撮影・上岸卓史)

 反撃に出たい府中だが、大分の前線からのプレッシャーが強く、なかなか前にボールを運べない。しかしタイムアウト後には柴田の強烈なミドルシュート、上福元の振り向きざまのシュートで大分ゴールを脅かす。

 後半は序盤から府中が前半最後の勢いそのままに攻勢に出る。2分には大分の不用意なパスをカットした柴田がGKと1対1となり冷静にゴールを決め、同点に追いつく。その後も府中の攻勢が続き、8分には巧みなステップで右サイドを切り裂いた水田がDFを交わしゴールを決め、ついに逆転に成功した。

 大分も反撃に出るが、パスの精度を欠き、なかなかシュートまで持っていけない。しかし16分に中央でパスをもらったディドゥダが右にドリブルで流れてシュート。DFに当たったボールは微妙にコースを変え、ゴールに吸い込まれた。

 試合を振り出しに戻した大分だったが、府中の勢いは止まらない。直後の17分には柴田が左から絶妙なパスをゴール前に。走り込んだ岡山がゴールを決め3-2と再びリードした。

 タイムアウト後、パワープレーに移行した大分だったが、府中の固い守りを崩せず、府中が3-2で勝利を収めた。