全日本フットサル 19日準決勝は府中vsすみだ、神戸vs大阪
後半13分にゴールを決めた神戸の川那部(13)(撮影・上岸卓史)
後半も神戸は前線から強烈なプレッシャーをかける。浦安のゴール前でボールを持った星に稲田がしつこく食い下がり前線にボールを出させないなど、浦安はなかなかボトムアップした攻撃ができない。神戸はディフェンスに回っても体の寄せが早く、パスの出しどころを潰してはカットし、速攻につなげる。3分にはパスカットから森が持ち込んでシュート。これはGKがセーブしたものの、これで得たCKに原田が合わせ2-0とリードを広げる。
後半はパスをつなぎにきた浦安だが神戸のディフェンスの網に引っかかり思うように攻撃が組み立てられない。神戸は13分には原田がポスト役となり、走りこんできた川那部にヒールで流す。これを川那部が豪快に決め、3-0と突き放した。
パワープレーに移った浦安は17分に星のシュートをGKが弾いたところに加藤が決め、3-1。18分にはシュートを決められず、神戸のゴール前から岡崎に無人のゴールに放り込まれ4-1。
勝負あったかと思われたが、ここから浦安が怒涛の反撃。20分には星のシュートがパスの形になり、詰めた加藤がゴール。残り10秒で荒牧がミドルシュートを決め、3-4まで追い詰めた。最後もボールを奪いゴール前まで運んだが合わせられず、無念のホイッスル。
浦安は敗れはしたが、フットサルの醍醐味をまざまざと見せつけた。