全日本フットサル準々決勝 前年覇者・町田が敗退
今大会をもって引退する町田の金山は最後まで闘志あふれるプレーを見せた(撮影・上岸卓史)
試合開始早々からすみだの太見と町田の滝田が小競り合うなど激しい展開。
ともにゴール前までボールを運ぶ機会は多く、シュートにもつなげるものの、ディフェンスが固くなかなか決められない展開が続く。しかし前半の終盤、タイムアウトを経て試合が動き出す。2度目のタイムアウト後、町田の森岡の右サイドからのフリーキックに金山が飛び込むも届かず、左ワキ腹からゴールに激突。一瞬ヒヤリとしたものの、金山は気合一発、すぐに立ち上がるとベンチに走って戻り、チームメートに少ない残り時間での得点を託す。
しかし、すみだは残り10秒でキックインとコーナーキックからミドルシュートを連発。ルーズボールをシュートするも、枠を外し、町田は九死に一生を得る。逆にこのプレーで得たボールをGKピレス イゴールがロングスロー。森岡が頭で合わせるも惜しくもバーを叩き、ホイッスル。
後半に入ると、開始早々にすみだの宮崎がゴール前で粘り、シュートを決め先制。8分には左サイドからのクロスを清水が右隅に決め、2-0と突き放す。
町田も森岡にボールを集め逆襲に転じるがGK大黒の好セーブに阻まれ1点が遠い。終盤、パワープレーに転じ、18分にエンドライン際の金山にパスが通ると走りこんできた森岡にパス。森岡が豪快に決め1点差に詰め寄ったが、すみだの固い守りを崩せず、2-1ですみだが勝利を収めた。