脱こじらせへの道 第43回 あなたのセックスの対価は?
以前、「AV出演に興味ある?」というアンケートをとった際、6割以上の方が「興味がある」と回答していました。
脱こじらせへの道 第41回 AV女優は「ただ裸になればいい」だけなのか?
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AV女優という職業は良い面ばかりではありませんが、興味があるという女性の多くが出演の対価に、日常でできない快感や、憧れの男優さんとの体験など、「得難い経験」を求めているようでした。
その一方で、一般的な会社員やアルバイトでは手にできないような、多額の報酬を得たいという回答はありませんでした。
(前述の回で説明したとおり、実際には誰でも多額の報酬が得られるわけではありませんが……)
そんなわけで今回は、セックスにおいて報酬を得るとは……ということを考えようと、こんなアンケートをとってみました。
お金をもらってセックスできる?愛人関係はあり?なし?
日本の法律では、「対償を受け、又は受ける約束で、不特定の相手方と性交すること」が禁止されています。
(売春防止法より)
世間一般的に考えられている愛人関係というのは、特定の相手と定期的に会い、その対価として一定の金額を受け取るということを指していると思いますので、今回の記事での愛人という表現はその定義で解釈したいと思います。
不特定の相手ではなく、特定の相手とデートをしたりセックスをしたりするため、そういう意味では恋人同士に近いのですが、法律的にはグレーとも言えるかもしれません。
今回も、肯定派と否定派が半々という結果になりました。
私は今三十代前半なのですが、学生時代に「援助交際」という言葉が流行しました。
いわゆる売春の隠語ですが、当時の援助交際という言葉には”女子高生がオジサンに体を売る”というイメージがあって、なんとなく同世代にとって援助交際は悪いこと、という意識があるのではないでしょうか。
もちろん、少女がお金につられて体を売り、事件に巻き込まれてしまったり、という危険性もありますので、正しい判断ができない年代が軽はずみな決断をしてしまうというのは社会的にもよくありません。
ただ、今回の肯定派の方々は、そういったことを理解した上で、「月数百万円なら」「自分がいくらに値付けられるのか興味がある」というご意見をいただきました。
AV出演のアンケートもそうでしたが、今回も、あくまでもやらないのを前提として、自身の女性の価値をはかりたいという思いがあるのではないでしょうか。
また、否定派の意見の中には、「セックスは愛する人同士がするもの」という思いがこめられているものも。
この場合、セックスの対価は”愛”または”安定”と言えるかもしれませんね。
一方で、今回のアンケートでは、実際に愛人関係にいたことがあるという女性からの回答もありました。
法的にも、精神の安定的にも、不特定の異性との性交において生計をたてるというのは現実的ではありませんが、セックスの対価を求めるという点においては、愛も安定もお金も、同じと言えるのかもしれません。
GIRL'S CHプロデューサー。2007年、新卒でソフト・オン・デマンド(株)に入社。
営業、マーケティング等の部署を経て、2012年よりGIRL'S CHの立ち上げに携わる。
以来現在まで、GIRL'S CHの現場リーダーとしてサイト運営をしつつ、オリジナル動画ではレポーター出演等をすることも。
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