3・24修斗 石橋がドロー防衛 田丸vs覇彌斗も激闘の末ドロー
持てる力を出し尽くしてのドローに健闘を称えあう(撮影・蔦野裕)
3Rは田丸のミドルキックをキャッチした覇彌斗がテイクダウンに成功するも、ここからポジションがめまぐるしく変化する展開に。覇彌斗が十字を狙うが、しのいだ田丸は下から三角絞め。レフェリーのキャッチサインが出る。田丸の下からのパンチとヒジで覇彌斗は出血するが、しのぐとタックルからテイクダウンに成功。サイドからマウント、バックと移行し、パンチを落とす。なんとかしのいでスタンドに戻した田丸だったが、覇彌斗はまたもタックルから上を取る。最後は立ち上がった田丸に覇彌斗がパンチを放つもゴングで試合が終わった。
ジャッジは2人が29-29、1人が28-28のドロー。
田丸は昨年11月大会で元世界王者の漆谷康宏に一本勝ち。覇彌斗は1月大会で前田吉朗に勝利。ともに実力者を撃破しての直接対決で、勝てば同級世界王者・扇久保博正への挑戦権をぐっと近づけることができたところだったが、そこはお預けか? しかしこの2人が今後の修斗のフライ級戦線の中心となっていくことを予感させる激闘だった。