4・16RIZIN 堀口が元UFC3位の実力見せ完勝 川尻は病床の友に捧げる勝利
川尻が強烈なパウンドを打ち込む(撮影・小黒冴夏)
メーンでは昨年大晦日の日本復帰戦でクロン・グレイシーの前に壮絶に散った川尻達也が再起戦に臨み、元UFCファイターのアンソニー・バーチャックに3-0の判定で勝利を収めた。
試合はグラウンドでは川尻が上を取る場面が多かったものの、バーチャックは下からもヒジを放つなど、タフな殴り合いを展開。川尻は最終ラウンドにマウントを奪うとパウンドを落とし、川ちゃん固め(肩固め)を狙うが、バーチャックは極めさせない。ならばとパウンドに移行しKOを狙った川尻だったが、マウントを取られながらもバーチャックも下から打ち返すなど気迫あふれるファイトを見せ、そのままゴング。川尻が判定でRIZIN初勝利をあげた。
川尻はマイクで「やっと勝てた! どうしても勝ちたかった。一本取れなくてごめん。今、僕のジムの仲間が20歳という年齢で白血病と戦っています。そいつは病気に負けず絶対にジムへ戻って来ると約束してくれました。俺も勝つと約束したから、どうしても勝ちたかった。ダイキ、次はお前だ」と闘病中の仲間にメッセージを送った。