4・23修斗 フェザー級王者・斎藤がレジェンド宇野を破り初防衛
3R、扇久保のスリーパーはほぼ決まったように見えた(撮影・小黒冴夏)
セミファイナルでは世界フライ級王者の扇久保博正が昨年4月の王座獲得以来の参戦を果たした。
扇久保は昨年下半期はUFCフライ級王者デメトリアス・ジョンソンへの挑戦権をかけて行われた「TUF」に参加。各国のチャンピオンクラス16人が集まった中で決勝まで進んだ。
この日の相手は元UFCファイターのダニー・マルティネス。扇久保は1R序盤からグラウンドでマルティネスを翻弄するが、ラウンド終盤に出会い頭の左ストレートを食らい、フラッシュダウン。大きなこぶができるほどの強烈な一撃だったが、ゴングまでしのぎ切ると、2R以降はスタンドでは三日月蹴りで動きを止め、マルティネスのパンチをかいくぐっては、きっちりタックルからのテイクダウンを決めグラウンドの展開を制する。3Rにはバックを取って背中に乗りスリーパーホールドであわや一本の場面まで追い込み、3-0で判定勝ちを収めた。
扇久保は試合後のマイクで「日本のフライ級が1番とか2番とか言って戦っているので、RIZINのオファー待っています」とRIZIN参戦をアピールした。