脱こじらせへの道 第46回 離婚したっていいじゃない
前回のこのコラムでは「あなたは結婚したいですか?」というテーマで、結婚制度について考えてみました。
では一方で、いざ結婚したとして「しなければよかった」と思ったときに、女性はどんな選択をするのでしょうか?
というわけでこんなアンケートをとってみました。
アリ? ナシ? 熟年離婚についてどう思いますか?
昨今のメディアでも離婚というキーワードを見かけることが増えましたね。
実際に自身の周辺でも、結婚して数年で離婚をする同世代が何人かいます。
一方で私より上の世代でも、離婚して母子家庭(または父子家庭)で子育てをしているという方々もいて、結婚だけでなく、離婚も、当たり前の制度ではなく選択できる生き方として捉えられているように感じます。
対して熟年離婚となると、ただ単にする「離婚」とは少し状況が違う部分もあると思います。
日本では、結婚したら一生添い遂げるものという考えが一般的でした。
それが何十年という時間を経て、そうではないという考え方が浸透してきたのです。
結婚するときは「一生添い遂げなければ」という思いを持って結婚を選んだ人々が、長い時間を経て離婚を選択するというのは、非常に大きな決断だと思います。
社会全体の女性の考え方が変化してきたと言えるのではないでしょうか。
離婚理由の中には、性格の不一致などの内面的な理由から、借金やDVなどの物理的な理由など様々。
でもかつてはそれらも踏まえて「一緒に解決しなければならない」ものだったことを考えると、女性の自立が大きく進んでいることの証ではないでしょうか。
ところで熟年離婚は、離婚後に男性がダメージを負うことが多いとも聞きますね。
女性は結婚生活を通して精神的に自立して離婚に踏み切る傾向があるかと思いますが、
男性は社会的に自立していても、社会規範の上に乗っているだけでじつは精神的に自立できていないということも。
熟年離婚によってそれに気付かされて、足元をすくわれるのかもしれません。
女性の中の「女性性」は大きく育ってきています。
男性も自分の中の「男性性」について一度考えてみてはいかがでしょうか?
GIRL’S CHプロデューサー。2007年、新卒でソフト・オン・デマンド(株)に入社。
営業、マーケティング等の部署を経て、2012年よりGIRL’S CHの立ち上げに携わる。
以来現在まで、GIRL’S CHの現場リーダーとしてサイト運営をしつつ、オリジナル動画ではレポーター出演等をすることも。
過去のコラムはこちらでチェック!
<脱こじらせへの道 アーカイブ https://www.tokyoheadline.com/?p=165709 >