【K-1 WORLD GP 2017 JAPAN 】初のさいたま大会なのに日本人が決勝にいない恐れも……
結果次第ではフェザー級の勢力図が大きく変わる。小澤(左)と西京の対戦
フェザー級の小澤vs西京はメインアリーナ大会につながるカード
最近、やや凪の状態の感があるのがフェザー級。昨秋のトーナメントで優勝した武尊(顔写真)がその時のケガで長期欠場したことが原因なのだが、階級を上げてもライバル不在というのがもうひとつの要因だ。
昨年、執拗に武尊をつけ狙い、名実ともにキャリアアップした小澤海斗なのだが直接対決で2連敗という事実は大きい。逆にその小澤を破ってキャリアアップを狙うのが西京春馬。西京は4月のKrushで「初代K-1フェザー級王座決定トーナメント」で3位に入ったエリアス・マムーディを破り、小澤の持つKrush?58kg王座に手が届くところにまできた。しかしこのカードはK-1で実現することとなった。小澤にとっては武尊と同門の西京を倒せば、3度目の武尊戦をアピールしやすくなる。西京が勝てば武尊との対戦は卜部兄弟の兄弟対決並みの話題を呼びそう。どちらが勝ってもフェザー級が活気づくことになる。その中心となる武尊は心配された前回大会でのローブローのダメージもいえ、連続参戦しブバイサ・パスハエフと対戦。前回に続きKOで勝って「1年間全試合KO勝ち」の目標にまた一歩近づくことができるか…。