9・18 K-1 初代ウェルター級王座決定トーナメント1回戦で久保vs木村

会見でコメントする久保(左)をじっと見つめる木村

 一方の久保は「このオファーを受けた時に、決勝だったらまだしも1回戦からというのはちょっとやりにくいなと思った。50戦以上試合をしてきて、こういう試合は初めて。今回、プロとして鬼になれるかどうかというのはまだ分からなくて…。楽しみと同時に不安な気持ちもあります。大丈夫かな(笑)?」と正直な思いを吐露しつつも「いろんなトーナメントを制することができて、プロとしてやってきたので、自分自身を信じて当日を迎えたい」と最後は自分を納得させるような言葉で締めた。

 また互いの印象について問われると木村は「いろんなことを教えてもらった大好きな兄貴。選手としては全世界が認めるトップだと思う。そう思ったから人生を預ける思いで上京して精いっぱい追いかけてきた。(久保が)いっぱいベルトを巻く姿をチームとして見てきたし、彼がベルトを巻いたとき僕も涙を流して心から喜んだ。でも僕はなかなか取れなかった。複雑ですけど僕の夢なので、彼と戦えることはすごくうれしい」。久保は「かわいい弟のような存在。血と汗と涙を…涙は流してないか(笑)。血と汗をともに流した中で本当に切磋琢磨してきた。年下だけど尊敬する存在。一緒に頑張ってきたので複雑ではある。この会見でも僕はおどおどしているのに、ミノル君はプロとして覚悟が決まっている。選手として僕よりプロだなって感じました」と語った。