9・18 K-1 初代ウェルター級王座決定トーナメント1回戦で久保vs木村
Krush王者の塚越
他のカードを見回しても、渡部は昨年秋、大激闘の末、塚越にKrush-67kgのベルトを奪われ、モハンは今年2月に塚越に挑戦し最初にダウンを奪うも逆転KO負けを喫するなど、Krushのベルトをめぐる因縁もトーナメントに大きなスパイスとなっている。
その塚越は「K-1のベルトが欲しいというわけではない。去年取ったKrushのベルトを輝かせるために参戦する。Krushに育ててもらって10年かけてやっとベルトを取ることができた。K-1のベルトは素晴らしいものだが、このメンバーの中で勝ってベルトを取ったらすぐに返上してもいいと思っている。“世界一強い男はKrushにいる。Krushに上がって来い”とK-1にケンカを売ります」とKrushの王者としての強い誇りを持ってトーナメントに挑むつもりだ。
塚越の相手は昨今K-1を席巻する中国人ファイター。ウェイ・ルイ、ユン・チーと同じプロモーションで活躍するウェンバオは20歳ながら23戦20勝3敗のキャリアを持ち、昨年は中国の武林風の新人王に輝いている実力者だ。