緑じゃない!? ラグビーファンイベントに小池氏が赤と白の横縞で登場
ラグビーの「リポビタンDチャレンジカップ2017日本代表対アイルランド代表」(24日、味の素スタジアム)の開催に合わせ同日、隣接する味の素スタジアム西競技場で「東京ラグビーファンゾーン2017」が開催された。
これは「ラグビーワールドカップ2019」に向けて日本代表戦をみんなの力で盛り上げようという目的で行われたもの。
会場はブース、芝生、ステージの3つのエリアでさまざまな企画が催され、芝生で行われた「人文字でラグビーボールを作ろう」という企画には炎天下のなか831人が参加。その後はそのまま解放された芝生エリアでラグビーボールを使ってのラグビー体験。大人も子どもも慣れない楕円のボールの扱いに四苦八苦しながらも、芝生でラグビーをするという貴重な時間を過ごしていた。
ブースエリアでは的に向かってパスを投げる「パスターゲット」などラグビーを体感する企画はもちろん、「ウィルチェアーラグビー」「ボッチャ」「ベガーボール」といった障がい者スポーツを紹介・体験するエリアも用意され、多くの人が実際にプレー。またW杯開催都市もブースを展開し、来る2019年に向けての機運を高めた。
ステージではスペシャルステージと銘打ち、小池百合子東京都知事と吉田義人氏、浅見敬子氏によるトークショーが行われた。
吉田氏はラグビー元日本代表でW杯2度出場、世界選抜3度選出というラグビー界のレジェンド的存在。現在は日本初の7人制ラグビーチーム「サムライセブン」の監督も務めている。浅見氏は女子ラグビー日本代表の元主将で長く女子ラグビーを牽引してきた。
前日から都議選が火ぶたを切り、ふだんはすっかりグリーン系の服を着ることの多い小池氏だがこの日ばかりは赤と白のラグビー日本代表のユニホームで登場。
トークではラグビー観戦のポイントとして浅見氏が「戦略・戦術を見ると面白い」と言えば、吉田氏は「人として勇気を試されるスポーツ。格闘技的な要素もあればインテリジェンスも必要だし、球技的な要素もある。非常に面白いスポーツ」と語るなど、男女それぞれの視点で解説。
そして小池氏にもラグビーを体験してもらおうということで、吉田氏が“スピンパス”を伝授することに。
吉田氏「手の使い方が上手。コツをつかみましたね」
小池氏「まぐれです。スピンをかける意味は?」
吉田氏「かけないと空気の抵抗力を受けるので長い距離が投げられないし、パスがぶれるんです。スピンをかけることによって空気の抵抗力を下げるんです。世界のトップクラスだと40メートルくらい投げるんですよ」
と熱血指導が繰り広げられた。
またステージでは試合時に松尾雄治氏、ケンドーコバヤシ、スリムクラブをゲストにパブリックビューイングが行われた。