飛び入り参加で車いすバスケ体験!【CHALLENGED SPORTS 夢の課外授業】
子供たちにチャレンジド・スポーツの魅力を伝える『CHALLENGED SPORTS 夢の課外授業』が11月4〜5日、『第40回渋谷区くみんの広場 ふるさと渋谷フェスティバル』に合わせて実施。区民まつりに訪れた子供たちが飛び入り参加で、チャレンジドスポーツに熱中した。
トップアスリートの指導で車いすバスケに初挑戦
各界で活躍する著名人を講師に迎え、小学校に訪問して子供たちに夢を与える“夢の課外授業”。そのチャレンジド・スポーツに特化したスペシャル版のプロジェクトが、beyond2020公認プログラム『CHALLENGED SPORTS 夢の課外授業』だ。これまでは全国各地の小学校にチャレンジド・スポーツ界のトップアスリートらを迎えた特別授業を行ってきたが、今回は学校を飛び出して『第40回渋谷区くみんの広場 ふるさと渋谷フェスティバル』に参加。
会場となったのはストラックアウトやゲートボールなどの体験型企画が集まった代々木公園サッカー場。そのなかでも、簡易バスケットゴールが設置され、スポーツ用の車いすが並べられた『CHALLENGED SPORTS 夢の課外授業』コーナーに多くの人が足を止める。そんな中、登場した車椅子バスケットボール元日本代表・根木慎志氏がトップアスリートならではのパフォーマンスを披露すると観客も大盛り上がり。さっそく体験希望者が続出した。元Jリーガー水内猛氏も加わり、子供たちは2人の先生とともに車いすバスケに挑戦。
まずは根木先生が車いすに乗った動きの基礎をレクチャー。最初は戸惑っていた子も、根木先生のアドバイスの通りに車いすを動かすうちに、ターンや回転も習得。「皆さん、すごく上手ですね!」と根木先生もびっくり。
チャレンジドスポーツに子供たちが熱中
子供たちが車いすに慣れたところで、いよいよ根木チーム、水内チームに分かれて車いすバスケ対決。「車いすバスケのルールでは2回、車輪を回すと1ドリブルに当たるので、ボールを膝に置いたまま2回以上、車輪を回すとトラベリングになります…が、なかなか難しいので今日はずっと膝に持ったままでも良しとします!」と根木先生。紅白に分かれて、白熱の試合が展開した。ドリブルをしなくて良いとはいえ、車いすを操作しながらパスやシュートをするのは簡単ではない。それでも、今日初めて会った子供たちがチーム一丸となり懸命にプレーする姿に根木、水内先生も終始笑顔を向けていた。
体験後、「思ったより動けた」「初めてだったので難しかったけどすごく面白かった」「バスケの経験はあるけど、また違う難しさと面白さがあった」と、目を輝かせる子供たち。そんな彼らに根木先生は「2020年には東京にオリンピック・パラリンピックがやってきます。今日、実際に経験したことで、チャレンジドスポーツの魅力を感じてもらえたらうれしいです」と語った。
また今回は、同じくパラリンピック競技のボッチャ体験も実施。あっという間にルールを覚えた子供たちは、ボッチャ対決に熱狂。ゲーム終了後に“自主練”したがる子供たちも。この日は都民ファーストの会・政務調査会長の山内あきら東京都議会議員も来場。山内議員も参加し、さまざまな人が楽しめるボッチャの魅力を実感していた。