M-1新王者にとろサーモン「漫才師としての宿命感じた」
いま最もおもしろい漫才師を決める『M-1グランプリ2017』の決勝が3日、テレビ朝日で開催され、とろサーモンが13代目の王者に輝いた。結成15年で『M-1グランプリ』に挑戦できるラストイヤー。優勝のうれしい涙で締めくくった。
優勝者を決める2本目ではトップバッター。久保田かずのぶの“ふてぶてしさ”がさく裂した漫才で観客を掴み、ラストまで笑いが絶えなかった。結果は、渡辺正行、中川家・礼二、春風亭小朝、そして博多大吉の審査員4人から票を獲得し、優勝した。いずれの審査員も僅差の戦いとし、大吉は「つかみのスピードがピカイチだった」とコメントした。
とろサーモンの村田英亮は、優勝会見で、「売れへん時代が長かったので優勝したことを受け入れられていない状態です」と、コメント。久保田は「どこかでずっとM-1を憎みながら漫才してた部分がある」と吐露、その上で「きょう回収できたことが漫才師としての宿命を感じさせてもらいました」と話した。
とろサーモンには、賞金1000万円と、副賞としてCygamesから「豪華ハワイ旅行」、「-196℃ストロングゼロ1年分」、「『ファミチキ』と『どん兵衛』1年分のポイントが入った、特製ファミマTカード」が贈られる。
今年の大会には4094組がエントリーした。