カレー・オブ・ザ・イヤーが決定「きわだちカレー」「アパ社長カレー」などが輝く
1月22日カレーの日に、「カレー・オブ・ザ・イヤー」の受賞商品の発表と表彰式が東京都内の会場で開催された。
「カレー・オブ・ザ・イヤー」は、カレー界で話題や注目を集めた商品、サービス、店舗を選定し発表・表彰するもので、今年で4回目となるイベント(同名称になってから2回目)。受賞部門は「カレールウ部門」「レトルトカレー部門」「外食飲食店部門」など計10部門で、メディアに報道されていないものや、業界だけで注目されているもの、今後の飛躍が期待できるものなど一般には知られていない魅力的な商品も多く選出された。
「カレールウ部門」は、ハウス食品の「きわだちカレー」が受賞。家庭のカレールウで主流の固形タイプではなく、ペーストタイプにしたことで、スパイスの香り高さを際立たせ、複雑な味わいを表現したことが受賞につながった。ハウス食品の担当者は「専門店のカレーが家でも食べられたらうれしいんじゃないかと思ったのが開発の原点でした。壁は高かったんですが、新技術を開発し、素材のうまみを生かしたまま提供できるようにこだわりました。そこを評価してもらえて、とてもうれしいです。“君が作るカレーが一番おいしいよ”と家庭が幸せになるように、家で作るカレーをこれからも盛り上げていきたい」と受賞の喜びを語った。
また、外食飲食店部門の「アパ社長カレー」は、カレー専門店ではないホテル経営においてオリジナルレトルトカレーを販売し、現在までに約200万食以上を売り上げたことが評価されての受賞となった。授賞式に参加したアパホテル社長・元谷芙美子氏は「『アパ社長カレー』というネーミングは会社中から大反対を受けたのですが、社長として企業の全責任を持つという背中を見せて、どういうことを言われても体を張って経営するという理念のもと、私の写真を入れて、ネーミングもこのままでやらせてもらいました。恐縮ですが、そのおかげでヒットしたんじゃないかと思います」と笑いを誘った。
カレールウ部門
「きわだちカレー」(ハウス食品)
レトルトカレー部門
「純欧風ビーフカリー」(中村屋)
カレーパウダー部門
該当なし
外食飲食店部門
「アパ社長カレー」(アパホテル)
地域カレー部門
「大阪スパイスカレー」(大阪でスパイスカレーを展開する店舗全店)
ご当地カレーまちおこし部門
「北海道函館市 はこだてチャウダーカレー」(函館市・はこだて雇用創造推進協議会)
ご当地レトルトカレー部門
静岡県「やきとりカレー」(ホテイフーズコーポレーション)
愛知県「みそかつカレー」(まるや八丁味噌)
新店舗部門
「旧ヤム邸 シモキタ荘」
新商品部門
「噂の名店 大阪スパイスキーマカレー お店の中辛」(ヱスビー食品)
特別賞/がんばれ地方応援賞
福島県福島市/カレー専門店「笑夢」
特別賞/発想賞
100kcal舞サイズいいね!プラス 糖質が気になる方の欧風カレー(大塚食品)