エロくなるには【田口桃子の「死ぬまでモテたい」 第1回】
あたかも「はじめまして」という顔をして、連載一回目を迎えました。
実際には先々週まで、「脱こじらせへの道」というコラムを連載しており、インターバルはないのですが、第一回目は第一回目ということで、今日から新しく記事を書かせていただきます。
TOKYO HEADLINEの読者の皆さんは、「女性向けAV」ってご存知でしょうか?
以前の連載から読んでいただいた方はご存知かもしれませんが、私はGIRL’S CHという女性向けのアダルトサイトの運営に携わっています。
2013年に立ち上げてもう5年になりますが、月間100万人ほどの利用者がいて、そのほとんどが女性です。
「女性向けのアダルトサイト」というと、仰々しいというか、かっこつけている感じがするのですが、利用者が女性向けなだけで、ただのエロサイトです。
もともと、女性がもっと性を楽しめるように、という思いから立ち上げたサイトですし、その気持ちは今でもあります。
でも、ただの「エロサイト」って言っていかなきゃ何も変らないよ、と最近は思うので、あえてそういう風に言っています。
まじめに、「よしやるぞ!」って肩肘を張らなくても、もっと何気ない気持ちでエロが楽しめればいいのに、と思って、だからこそ運営側がもっとゆるゆるしている必要もあるのかな、と。
女性向けのエロサイトであるGIRL’S CHでは、女性向けAVだけを扱っているわけではありません。
たとえばイベントの開催。公開収録やデートなど、形のないサービスの提供をしたり。
最近ではオンラインサロンという、web上で会員同士やサロン主催者(GIRL’S CHではエロメンさんたちがオーナーとなっています)との交流ができるサービスも始めました。
女性がひとりで、またはカップルで使えるセックストイの販売もしています。
単純にエロサイトといっても、動画を見てエッチな気分になるだけじゃなく、実際にタレントさんと交流したり、普段できない刺激的な経験ができるような場を作ったり、女性がエロくなれるサービス全般を扱っています。
なんで女性がエロくなれるように仕向けているんだ?と聞かれると、それは私自身がエロくあったほうが幸せを実感できる機会が多かったからだと思います。
エロく、と言っても、淫乱になれとかヤリマンになれとかいう話ではなくって。
ここでいうエロくなるというのは、自分の欲求のために何かを消費するということを指しています。
自分の快感のためにセックストイを買ってみる。動画を買ってみる。お金を出してホストとデートしてみる。イベントに参加してみる。
要するに女性ホルモンが出てる!と実感できるようなことが、エロくなるということかなと。
そんな感じで、今回のコラムでは、女性がより「エロく」なるには?なぜ「エロく」なる必要があるのか?「エロく」なることで得するのか?というようなことを考えていきたいと思います。
題して、「死ぬまでモテたい」。
死ぬまでモテるために、もっとエロくなるにはどうすればいいのか?
そんなわけのわからない命題を追っかけてみたいと思います。
GIRL'S CHプロデューサー。2007年、新卒でソフト・オン・デマンド(株)に入社。
営業、マーケティング等の部署を経て、2012年よりGIRL'S CHの立ち上げに携わる。
以来現在まで、GIRL'S CHの現場リーダーとしてサイト運営をしつつ、オリジナル動画ではレポーター出演等をすることも。