初防衛戦のMIO「SBのベルトの重さをしっかりと見せつける」【2・10 SB】

初防衛戦に臨むMIO

MISAKIは「明日は必ず人生を変えてみせます」
 シュートボクシング(SB)の2018年第一弾大会となる「SHOOT BOXING 2018 act.1」(2月10日、東京・後楽園ホール)でSB日本女子ミニマム級王者のMIOが初防衛戦に臨む。挑戦者は同級1位のMISAKI。前日計量が9日、都内で行われ、2人はともにが1回でパス。順調な仕上がりを見せた。

 この2人は2016年6月の浅草花やしき大会で対戦しMIOが判定勝利を収めているが、当時まだデビュー間もないMISAKIの健闘が光った試合だった。その後、MISAKIはJ-GIRLSミニフライ級王座を獲得するなど急成長を遂げている。

 計量後に行われた会見でMIOは「MISAKI選手とは一度戦っているが、その時とは別人と思っている。すごく勢いがあって注目もされている。でも差は縮まるどころか広がっている。SBのベルトの重さをしっかりと見せつけられたら。守る側のプレッシャーはあるが緊張していても意味がない。明日は思い切り楽しみたい。今年は勝負の年。しっかり変わった姿を見せられたら」と話すとMISAKIは「ずっとMIOちゃんとやりたいと言ってきた。そのために頑張ってきたと言っても過言ではない。シュートボクサーなので、シュートボクシングのベルトを巻いて、これからさらに上を目指していきたい。明日は必ず人生を変えてみせます。ずっと追ってきた背中が目の前にある。すごくうれしい気持ちになっている。(MIOの差は開いているという発言には)全力で追いかけられるように練習は積んできたと思う。明日、その差は分かると思う。リングの上で見てもらえたら」と力強く話した。

念願のタイトル戦となるMISAKI

MIOは王者として「Girls S-cupを取りに行く」
 またMIOは「上京して2年。まだ全然納得できていないし納得のいく結果を出せていない。自分の力を出せていないと思うので、3年目の今年は変わった姿を見せたい。試合が終わった後に舞台が決まっているので、そこへもいい流れを持っていきたい。夏にGirls S-cupの48kgの世界トーナメントが開催されるということで、しっかりこの今持っているベルトを巻いて、世界のベルトを取りに行きたいと思うので、ここではしっかり防衛したい」と続けた。

 MISAKIも「Girls S-cupが開催されるなら、もちろん日本のベルトを巻いて私も参戦したい。先輩のユニオン朱里選手が世界で輝いている姿を見ているので、私も世界で輝きたい。そのための第一歩だと思うので、まず日本のベルトを巻きたい。それで私も7月に参戦できればと思っています」と話した。