コロッケ新作ものまねはまさかの“無音”「流行に乗っかりました」
ものまねエンターテイメントライブレストラン「CROKETMIMICTOKYO(コロッケミミックトーキョー)」で21日、コロッケ「新作ものまね発表・緊急記者会見」が行われた。同会場はコロッケが後輩の育成のためにプロデュースしたもので、今年オープン2周年を迎えた。
この日、発表された新作は、まさかの“無音”ものまね。三浦大知の無音ダンスをヒントに『無音ものまねロボットダンス』と題し、乃木坂46の「インフルエンサー」に合わせ、ダンサーを引き連れてのパフォーマンスを披露。ダンスの動きと表情で、五木ひろし、美川憲一ら十八番のものまねを行った。
五木ひろしからは、25年かかって公認をもらったと話していたコロッケは、「三浦大知さんには…何もお伝えしておりません。伝える予定も…ないです(笑)。つながりがないので」と笑わせた。
イベントには、コロッケが太鼓判を押すものまねタレント“坂本冬休み”も登場。坂本冬美から早変わりで由紀さおりのものまねを披露した。コロッケは「ものまね芸人で、本人から公認をもらっている人は少ない。僕も野口五郎さんからはまだもらっていませんし、北島三郎さんはもうあきらめたと言っていた(笑)。でも坂本冬休みは、2人から許可をもらっている。前代未聞です(笑)」とその実力を絶賛。
これまではプロデュースに徹し、同会場のライブに出演することがなかったというコロッケだが、2周年を記念し3月30日(金)、31日(土)にはワンマンライブをやることも発表。「3月30、31日は新しい試みを考えている。今回やった無音ものまねロボットダンスもやりたいと思っています。流行っているものをすぐにやろうとする下世話な人間なので(笑)。“これもらった”とすぐ思いました。最新のダンスのカッコよさとものまねのおもしろさを融合させたいと思い考えました」とワンマンライブの構想も明かした。
また、この劇場を作った目的でもあるものまねタレントの育成について「後輩たちがパフォーマンスできる環境を作りたかった。芸についても指導しますよ。意外と厳しいです。ただひとつだけ“ふざけるな”とは言えない。自分が一番ふざけているから(笑)。後輩とは、一緒にコラボもしていきたい。コラボができるのも後輩を育てていく楽しみでもあります」とその思いを述べた。
同イベントでは、コロッケと劇場のチャリティー活動についても報告。これまでも個人やものまね芸人ら、劇場とチャリティー活動を行ってきたコロッケだが、新たに“笑いを介護に”をテーマに、継続的なボランティア活動を行うことを発表。まずは6月スタートをめどに、劇場のある港区の特別養護老人ホームの入居者を劇場に招待、ショーを見せるという。「お年寄りの方はもちろん、介護をしている人、両方によろこんでいただければ」と、笑いのパワーで多くの人に元気を届けることを目標に掲げた。
最後に「ものまねとは、見て下さる方によろこんでいただきたいと思う気持ちを忘れないこと」と真面目なコメントをするも「ただ、ご本人は絶対に無理だと思いますけど(笑)」とオチをつけた。